USBエミュレーションによる快適な切り替えができるKVMスイッチ

キーボードの操作は押されたキーコードをサーバーに送るだけですから、技術的には難しくありません。

しかし、マウスの場合はUSBポートやPS2などいくつかのパターンがあり、それらに柔軟に対応できなければなりません。その技術がUSBエミュレーションと呼ばれています。サーバーからKVMスイッチへはUSBケーブルで接続されているだけです。
しかし、サーバーはUSBマウスが接続されていると認識します。つまり、KVMスイッチに接続されたマウスを操作すれば、サーバーのマウスが動くことになるのです。

スイッチ側にはキーボードとディスプレイも接続されていますから、サーバーの前で作業をしている環境を作り出すことができます。
ここで重要なことはエミュレーションの精度です。マウスをすばやく移動させると、KVMスイッチは応答できなくなります。もちろん、そのための対策はありますが、その快適性をどこまで確保できるかがKVMスイッチの性能として評価されます。
マウスのケーブルの種類に関係なく、柔軟な構成を摂ることも機能の一つです。インターネットの広がりによって、リモートコントロールが一般化しています。

それを支えている装置がKVMスイッチとエミュレーション機能です。

マウスのポート接続時の注意点

PCとマウスを接続する単なる切替器とKVMスイッチの違いを十分理解することが大切です。

ハードウェアで構成された切替器の場合はマウスの信号が直接サーバーに伝わりますから、動作上の遅れは発生しません。
しかし、KVMスイッチは遠く離れたところからも遠隔操作できる仕組みを作るためのエミュレーションを行います。つまり、疑似的にマウスの動作を真似することでサーバーを操作しているのです。パソコンと接続できるタイプの商品も少なくありません。

パソコンのポートに接続されたマウスがサーバーのマウスとなります。KVMスイッチに接続されたサーバーが規定するマウスの機能を間違えないように注意しなければなりません。

KVMスイッチには各ポートの機能を設定するようになっています。現代はマウスもキーボードもUSB接続が一般的になっているからです。
サーバーの増設時に確実な動作確認をしておくことが重要です。一旦設定してしまえば、その後は安定して動作するでしょう。
ただ、定期的な動作確認をしておくことにより、非常時の対応を各自にすることができます。

インターネットに接続されたパソコンから遠隔地のKVMスイッチを経由してサーバーを操作することも当然のように行われています。

それだけ技術が進歩していると言えるでしょう。

2ポートKVMスイッチで2台のデュアルディスプレイを切り替えるには

2ポートKVMスイッチで2台のデュアルディスプレイを切り替えるようにするには、切替器にキーボードやマウスやオーディオ機器などをケーブルで接続しておきます。

ディスプレイを2台接続するには、KVMにポートが映像入力端子が2つある事が必要です。このKVMをPCに接続する事で、デュアルディスプレイ環境を実現出来ます。

デュアルディスプレイ環境でKVMを導入するメリットは、デュアルディスプレイによって大きな画面を構成し、2台のPCで別々の作業を行える事です。
PCでは別々の作業を行っていますが、キーボードやディスプレイなどが共有状態になっていますので、スイッチを切り替える事によって、スムーズにディスプレイをそれぞれのPC環境に切り替えられます。

この環境を構築する事によって、用意するべきディスプレイの数を最小限に抑える事が出来ます。大きな画面のディスプレイを用意する必要もありませんので、既に2台のディスプレイを所有しているのであれば、切替器を導入するだけで済みますので、コスト面でも有利です。

2ポートKVMスイッチを選ぶ時に気をつけるべき事は、映像入力端子の種類であり、DVIやHDMI、D-Subなどの端子がありますので、ディスプレイがどの端子に対応しているのかを確認しておきます。

USBとKVMスイッチで簡単!ディスプレイを快適に切り替える

USB機器をUSBケーブルでKVMに接続しておく事で、複数台のUSB機器を2台のPCと2台のディスプレイで共有する事ができ、ディスプレイの切り替えを行えます。

デュアルディスプレイのように、2台のディスプレイで大きな画面を構成するのではなく、別々の表示をしたいのであれば、片方のディスプレイを片方のPCに直結させ、もう片方のディスプレイをKVMに接続する事で実現します。

マルチディスプレイ環境と別々の表示環境の選び方は、ユーザーの使い方によって違います。片方を切り替えずに常に表示しておき、もう片方を切り替えられるようにしておく事で、利便性を高められます。
大きな画面で表示したい場合や表・グラフなどを並べて表示したい場合にはマルチディスプレイ環境が効果的です。

KVMスイッチの使い勝手は、USBポートの数と映像接続端子の数によって決まってきます。
特に、USBポートの数が多いほど、普段使っているUSB機器を導入する事が可能であり、KVM専用の手元でのスイッチキーを使う事で共有している機器を直ぐに使える状態にします。

切り替え速度が速い製品を導入する事で快適な操作性を確保する事ができ、ユーザーにとってはストレスが無いパソコン環境を作り上げられます。